パリで本格フレンチ
なにも知らずにふらっと立ち寄り、予約を入れたレストランDrouant。予約の時にもらったカードにはHPの記載が。
さっそく、ホテルに帰ってネットで見ると、なんとAntoine Westermannという、ストラスブールの3星レストランのシェフがプロデュースしている。まだ出来て1年ほどなのでミシュランには掲載されていないようだ。
明日の夕食への期待は高まるものの、カジュアルな服しかないけど大丈夫か?という心配も高まる。
2つ星以上のレストランは、世界中から予約が来るので、1ヶ月前でないと予約は難しい!と聞かされた事があったので、行き当たりばったりな旅行では、ファンシーなレストランは無理!と あきらめ、B級グルメに徹するつもりがなんとラッキーなことか。
生まれてこの方、旅行といえばほとんど帰る日だけが決まっているという、予定のない旅行ばかり。帰る日の変更も多々あった。そういう旅行ばかりしている性か、宿屋やメシ屋探しには結構するどい勘が働くようになった。
さて当日、パリではかなり早めの7時の予約なので一番乗り。レストランも開けたばかり
のよう。早速席に案内されてインテリアを眺める。モダンでシンプルだけど、ブラウン、べーベージュ、ゴールド、ホワイトとシックな色あいにまとめられた上質な空間である。
ふと上をながめると、白の塗装仕上げの天井に色々と凹凸が?。じっくり見ると、魚、ムール貝、ロ ブスター、エイなどの
モチーフが立体的にエングレイブされている。ちょっとしたエスプリを感じさせる。気がつかな い人がほとんどじゃないかな~。
ムニュはすっきりした構成で、アントレ4種ほどだが、それぞれが4種類のセット。小皿で4種のアントレが出てくる構成。家内と二人で合計8種、いろんな味が楽しめるのはすばらしい。ブラは肉、魚それぞれ5種程度。デザートはアントレと同じく4種セットが4種類。
スタッフも、凄く気さくで親切。片言の日本語やジョークまで飛び出す。そしてテーブルには塩コショウがあるじゃないですか!そう人の好みは色々、ちょっと塩加減が足りないという人も多いのでは。
日本なら高飛車で、当店の味に過不足はないから塩コショウなどテーブルにはおかない!というのが多いですが、気さくなスタッフといい、お客様本位のお店の姿勢が伺えます。
アントレは野菜系、魚系、クラッシック、多国籍系の4コースから、野菜系とクラッシックをチョイス。別途、カキのシーズンでもあるので生カキをオーダー。
このカキが、ただものではなかった。つや良くぷりぷりの状態でサーブされる。なんと表面にはジュレがコーティングされているため、ふっくらとぷりぷりなんだ!味付けは、ジュレとカキの底にも仕込まれていた。
ワインは詳しくないので店まかせ、とっても美味しいボルドーだった。
濃厚なカリフラワースープ、鴨テリーヌ、エッグサラダ、ポテトサラダ、フレ
ッシュトリュフてんこ盛りのパイ
4種だがそれぞれのボリュームが日本の1品ちかくある。アントレ食べただけでもう腹七分目ほど。
卵サラダやポテトサラダが付け合せに出てくるが、とんでもなく感動物の味付け。スタンダードなどこにでもある料理が、まったく違う味付けで斬新で驚く。このバランス感覚に脱帽である。ポテトサラダや卵サラダを、また食べに行きたいと思わせるのだ!
となりに来た老婦人はなんとプードル同伴!今回ヨーロッパを回ったがどこでも犬は多く、お店も電車もフリーパス。日本とはちがい、当然しつけは行き届いているのでどこでもokなんでしょうね。
メインは…美味しくて夢中で全然写真を撮っていませんでした。もちろんジビエのシーズン物をオーダー。家内はスズキ。
デザートも4種セットづつになっています。大皿に盛り合わせではなく、それぞれシンプルな白い各皿にサーブされます。家内と娘と私の3人が各4種で合計12種類のデザートを、とっかえひっかえしながら味わいました。私はクラッシクのセット、家内はチョコレートのセット、娘はフルーツ系のセット。
もうお腹は破裂しそうですが、デザートだけは別腹。
7時から3時間以上かけてのディナーエンタテイメント。帰るときはもう満席でした。
久々に食べ物に対する感動を味わった至福のひと時でした。
日本もラストオーダー24時とかのフレンチレストランあればいいのにね。
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